「お酒は飲めるけれど、今日はあえて飲まない」
そんなお酒との付き合い方を表す言葉が、「Sober Curious(ソバーキュリアス)」です。
この記事では、日本ノンアルコールビール協会(JNABA)が、ソバーキュリアスという言葉の意味と由来、その考え方を整理します。
ソバーキュリアスとは
「Sober(しらふ、酔っていない)」と「Curious(好奇心がある、〜してみたい)」を組み合わせた言葉です。体質的に飲めないから飲まないのではなく、飲める人が、しらふの時間に興味を持って、あえて飲まない時間を選んでみるという姿勢を指します。
一生お酒をやめる、という意味ではありません。「なんとなく飲む」をいったん立ち止まって、飲むかどうかを自分で選ぶ。その考え方に名前が付いた、と言えます。
言葉の由来
この言葉を広めたのは、イギリス出身の作家ルビー・ウォリントン(Ruby Warrington)さんです。2018年にアメリカで出版された著書『Sober Curious』をきっかけに、英語圏で知られるようになりました。
なぜ関心が集まっているのか
よく挙げられるのは、「ウェルビーイング(心と体の調子のよさ)」と「時間の使い方」への関心です。
翌朝をすっきり迎えて、休日の朝から自分のための時間を使いたい。夜の乾杯の楽しさは残したまま、その日の自分に合った一杯を選びたい。そうした気持ちが、この考え方と重なっています。
若い世代で飲まない人が増えている様子は、調査でも表れています。イギリスでの変化は「パブの本場イギリスで進む変化」でくわしく紹介しています。
日本でも広がる、「自分で選ぶ」飲み方
日本でも、その日の体調や気分に合わせて、アルコールを含む飲みものとノンアルコールの飲みものを自由に選ぶ文化が広がり始めています。
ソバーキュリアスは、お酒を否定するものではありません。「飲む日があってもいいし、飲まない日があってもいい」。大切なのは、どちらの選択もお互いに尊重される乾杯の場です。
まとめ:しらふの時間を、もっと豊かに。
「なんとなく」ではなく、意図してしらふの時間を楽しんでみる。ノンアルコールビールは、そのための選択肢のひとつです。
参考資料
・Ruby Warrington『Sober Curious』(HarperOne, 2018年)
・Ng Fat L, Shelton N, Cable N. Investigating the growing trend of non-drinking among young people; analysis of repeated cross-sectional surveys in England 2005-2015. BMC Public Health. 2018;18:1090.(PMID: 30301472)
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