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【海外トレンド速報】
トム・ホランドのノンアルビール「BERO」が
シャンディーを発売 ― セレブが変える世界のノンアル潮流

「ビールは飲まない。でも、その場の一杯は楽しみたい」――そんな声に応える動きが、いま世界のトップセレブの間から生まれています。きっかけは、SNSで一気に拡散された、ある俳優のノンアルコール飲料に関するニュースでした。

今回は、海外で話題になっている「セレブが手がけるノンアルコール飲料」の最新トピックを入口に、その背景にある世界的な潮流と、日本のノンアル文化にとっての意味を当協会の視点で読み解きます。

何が起きたのか:BEROが初の「シャンディー」ラインを発売

話題の主は、映画「スパイダーマン」シリーズで知られる俳優トム・ホランド氏。彼が立ち上げたノンアルコールビールブランド「BERO(ベロ)」が、ブランド初となるシャンディー系の新ライン4種を発売したと、海外の複数メディアが報じています(2026年6月/ホランド氏の誕生日に合わせた発表)。

報道によると、フレーバーはレモンライム、グレープフルーツ、エルダーフラワー、ブラックベリー柚子の4種。ベースとなるノンアルピルスナーにレモネードを合わせた、軽やかでフルーティーな仕上がりとされています。米国ではオンラインのほか大手スーパーで期間限定販売され、価格は12缶でおよそ20ドル前後と伝えられています。なおBERO公式サイトでは、「レモネード70%・ビール30%」という配合で、朝から夜まで楽しめる4種展開として紹介されています。

なぜ「シャンディー」だったのか ― ゼンデイヤさんのために

報道によると、この企画の中心にいたのは、ホランド氏のパートナーで婚約者の俳優・ゼンデイヤさん(映画『デューン』シリーズやドラマ『ユーフォリア』で知られる)。ゼンデイヤさんはもともとお酒を飲まず、ビールも得意ではなかったことから、ホランド氏は「彼女が心から楽しめる本物の一杯を作りたかった」とForbesなどのインタビューで語ったと伝えられています。ちなみに、彼女のお気に入りはグレープフルーツ味だそうです。

ホランド氏自身も2022年に断酒し、2024年にBEROを立ち上げた経緯があり、今回の新ラインも「お酒を飲まないという選択を、もっと自由で楽しいものにする」という一貫した姿勢の延長線上にあると言えそうです。

「シャンディー」とは? ビールが苦手な人への“入口の一杯”

日本ではまだ馴染みの薄い言葉かもしれませんが、シャンディー(Shandy)とは、ビールをレモネードや柑橘系の炭酸飲料で割った、ヨーロッパ発祥の飲み方です。英国の「シャンディガフ」が代表例で、ビールよりも軽く、ほのかな甘みと爽やかさが特徴です。

ポイントは、シャンディーが昔から「ビールの苦味が得意でない人」や「軽く飲みたい人」のための飲み方として親しまれてきたこと。これをノンアルコールで再現するというのは、「お酒が飲めない・飲まない人」へのアプローチとして、実はとても理にかなった発想なのです。

ビールの“ガツンとくる飲み応え”がノンアルの魅力である一方、「あの苦味がそもそも苦手」という層は少なくありません。フルーティーで軽いノンアルシャンディーは、そうした人たちにとっての“最初の一杯”になり得ます。

なぜ今、世界で「セレブ×ノンアル」なのか

近年、海外では著名人がノンアルコール・低アルコール飲料ブランドを手がける例が目立っています。その背景にあるのが、当協会でも繰り返し取り上げてきた「ソバーキュリアス(あえてお酒を飲まないライフスタイル)」の世界的な広がりです。

かつてノンアルコール飲料は「お酒を飲めない人のための代用品」と見なされがちでした。しかし今は、健康・パフォーマンス・気分の管理といった前向きな理由から、自らの意思でお酒を控える人が増えています。発信力のあるセレブがその選択を堂々と打ち出すことは、「飲まないこと」をネガティブからポジティブなイメージへと転換させる、大きな後押しになっています。

今回のニュースが象徴的なのは、ブランドの中心人物が「飲まない自分のため」だけでなく、「飲まない大切な人と同じテーブルで乾杯するため」に新商品を作った、という点です。これはまさに、ノンアルコール飲料が担い始めている「包摂的な役割」を体現しています。

日本のノンアル市場にとっての示唆

今回のBEROのシャンディーは、現時点では主に米国市場向けの商品とみられ、日本での販売は確認されていません。それでも、このニュースには日本のノンアル文化を考えるうえでのヒントが詰まっています。

このトレンドから読み取れる3つのポイント

① ノンアルは「ビール風」だけでなく、柑橘・フルーツ系へと多様化している
② ターゲットは「お酒が飲める人」から「もともとビールが苦手な人」へと広がっている
③ 「飲まない選択」は、我慢ではなくライフスタイルの表現になりつつある

日本でも、フレーバー系のノンアルコール飲料やクラフト志向のノンアルビールは年々充実しています。「ビールの苦味は苦手だけど、食事と一緒に楽しめる一杯がほしい」という方は、シャンディー的な軽やかさを持つ製品を探してみるのも一つの楽しみ方です。

お酒を飲む人も、飲まない人も、同じ食卓で気兼ねなく乾杯できる――。海外のセレブが牽引するこの潮流は、私たちが目指す豊かなノンアルコール文化と、確かに同じ方向を向いています。

まとめ:トレンドの先にある「飲まない自由」

一人のセレブが「大切な人のために」作った一本のノンアルシャンディー。その小さなニュースの背景には、お酒との付き合い方を見直し、飲まないことを前向きに楽しもうとする、世界的な価値観の変化があります。

流行の銘柄やセレブの話題は移り変わっても、その根っこにある「誰もが心地よく過ごせる場づくり」という価値は変わりません。当協会は、こうした世界の動きにも目を向けながら、日本ならではの豊かなノンアルコール文化を発信していきます。

【参考・出典】

本記事は、2026年6月時点の海外メディア各社およびBERO公式発表に基づく報道内容を、当協会が要約・編集したものです。商品仕様・販売地域・価格は変更される場合があり、日本国内での販売を保証するものではありません。発言内容は各報道の引用に基づいています。

BERO公式サイト(berobrewing.com)
E! News「Tom Holland Reveals Bero Shandies Are Inspired By Zendaya」
・Forbes、People ほか各メディアのインタビュー報道

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